2011年5月9日月曜日

ネコよりイヌの方がたくさんプレゼントをもらっている

ネコにはちょっと残念なお知らせです。一般的にイヌよりネコの方がその気まぐれで自由奔放な性格で人々を振り回し「飼い主を飼っている」イメージがあるかもしれませんが、
意外なことに、飼い主に「貢がせる」ことに関してはイヌの方が一枚上手だったようです。

ネコよりもイヌに生まれた方がたくさんプレゼントをもらえていたかもしれないことが、調査により判明しています。

アメリカでペットの飼い主1000人を対象に行われたアンケート調査によると、ペットを飼っている人々の過半数(53%)が今年のクリスマスにペットにプレゼントを贈る予定があると答えたそうです。

この数字は2008年に行われた同じ調査では43%だったのが2009年にはアメリカ経済の回復を反映してか52%に上昇したのですが、今年はほぼ横ばいにとどまっています。
また、賃貸住宅に居住する人と持ち家に住む人では、賃貸の人の方が住宅所有者よりペットにプレゼントを贈る割合が高いとのこと(66%と49%)。これは住宅ローンの有無などを反映しているのかもしれません。

しかし、意外なことに過去6ヶ月以内に失業した経験のある人のみを見ると全体より高い56%の飼い主がペットにプレゼントを贈る予定とのことで、
人生の「谷」ともいえるつらい時期にこそ、いつもそばに居てくれるペットのありがたみが身に染みるということを示しているのかもしれません。

オレゴン州のKaren Wardlawさん(58歳)はそんな経済的に困難な時期にある飼い主の1人で、今年のクリスマスには兄弟の家を訪れるためポメラニアンの「ウルフィー」を友人宅に預ける予定とのこと。
家を留守にするのでツリーは飾らず、切手代が高いのでクリスマスカードも送らず、カメラを持っていないのでクリスマスの写真を撮ることもないというWardlawさんですが、ウルフィーのために買った4個セットのおもちゃの最後の1つを、クリスマスのためにとってあるそうです。

一方、飼い主の性別で見てみると女性(56%)の方が男性(49%)よりペットにプレゼントを贈る割合が高いほか、動物の種類では、イヌ(56%)の方がネコ(48%)よりプレゼントを贈られる割合が高いという調査結果も出ています。

イヌとネコを両方飼っている飼い主の場合は片方だけひいきするということはなく両方にプレゼントをあげるのではないか、と思うところですが、そうとも言えないようです。
ニューメキシコ州のHeather Pageさん(32歳)は2匹の黒いラブラドール・レトリバー「アディー」と「ベラ」におもちゃやおしゃぶり用の骨を詰めた靴下を用意しているほか、子どもたちのプレゼントと一緒にツリーの下にちょっとした何かを置いておくかもしれないとのこと。
「子どもが産まれる前は犬たちをもっと構ってあげられたんだけど、たまにはこうして甘やかしてあげられるのは良いことだと思うわ。犬のためのプレゼントを開けるのは、子どもたちにとっても楽しい仕事だし」と語っています。
しかし、Pageさん一家がネズミとりのために飼っているネコたちや池のコイ、キンカチョウなどのほかのペットたちへは、プレゼントを贈る予定はないそうです。

ペットにプレゼントを贈るのは飼い主ばかりではありません。ニューハンプシャー州のIrene Belangerさん(71歳)が夫とともに暮らす高齢者用複合住宅ではイヌを飼うことはできないのですが、
「孫犬」たちのためにプレゼントを買うのは楽しみの1つです。Ireneさんの一番上の息子が飼っている13歳の黒いラブラドール・レトリーバー「エルヴィス」はおしゃぶり用の骨が大好きで、
娘が飼っている長毛種のロングヘアード・ダックスフントはおやつをあげると喜び、同じく娘が飼っているスムース・フォックス・テリアは引きずり回して遊べるような物なら何でも喜ぶそうです。

ペットを飼っている人にプレゼントを贈る際には、ペットのためのおもちゃやおやつなどのちょっとしたプレゼントを一緒に渡すと、動物にも飼い主にも想像以上に喜ばれるかもしれません。

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